2020/03/05
北田行政書士法務事務所 - 奈良県桜井市
奈良県桜井市に事務所を構えビザ申請、入管業務、帰化申請、法人の設立、相続、許認可等、豊富な実績を持つ。個人向けサービスとして相続・遺言に関する相談会やセミナーも定期的に開催している。
奈良県桜井市に事務所を構えビザ申請、入管業務、帰化申請、法人の設立、相続、許認可等、豊富な実績を持つ。個人向けサービスとして相続・遺言に関する相談会やセミナーも定期的に開催している。

奈良県桜井市で行政書士をしている北田先生。仕事のエリアをもう少し大阪や京都方面に拡げたいと考え、新たな営業方法としてミツモアに登録したそうです。今では仕事の2割がミツモア経由とおっしゃる北田先生に、ミツモアの営業ツールとしてのメリットや使い方のコツなどをお話いただきました。

規模の小さな案件であっても「日本で住みたい」「仕事をしたい」という方のお手伝いをしたい。ミツモアは必須の営業ツールです

ミツモアを導入し、望んでいた地域拡大ができました

Q まずミツモアに登録されたきっかけを教えてください。

- 私の事務所で従来からおつきあいをさせていただいているのは人づてやご紹介の案件が多く、主に奈良県内にいらっしゃるお客様でした。ただ、事務所がある桜井市は大阪にも京都にも電車で30分ほどとアクセスも良いため、もう少し仕事のエリアを拡げていきたいと考えていたんです。しかし、そのための営業方法というとなかなかむずかしくて、webによる集客システムを使ってみようかと。それまでミツモアさんのサイトを存じ上げてはいなかったのですが、web検索している時にたまたま出会って登録してみました。

Q 実際に登録されてから1年余り経過し成約金額も約160万円に達していますが、登録前と比べてお仕事にどのような変化がありましたか?

- おかげさまで企業と個人両方ともに仕事が増えました。今の割合でいえば、従来のお客様が8割、ミツモア経由のお仕事が2割程度にまで伸びてきています。エリア的にも、大阪や京都などの案件も成約できるようになり、望んでいた地域拡大ができてありがたいと思っています。

Q ミツモアでの北田先生の得意分野は外国人ビザ申請・入管業務ということですが、お客様はやはり外国の方が多いのですか?

- ビザ申請のご依頼の場合、外国人の人材を斡旋する日本企業からのご依頼と、直接外国人や日本人の個人からのご依頼、両方がありますね。

人手不足の日本において、外国人ビザ申請は増加していく

Q  昨今、日本は人手不足ということで、外からの労働力に期待する状況は拡大しそうですね。

-ええ、今は主にアジアの国を相手にマンパワーを供給する会社とおつきあいしています。日本企業と外国人との橋渡しをする役割は今後ますます必要になっていくでしょうし、私自身にとってもビザ申請の案件は継続的に続く仕事になりつつあります。

Q  北田先生の口コミ欄には「丁寧に教えて頂き誠意のある対応で安心しました」という個人のお客様からの感想も寄せられています。お客様とのコミュニケーションにおいて、何か工夫されていることはありますか?

- 自分が外国人だったらどうかなと想像してみると、日本語で申請書類等について理解し、作成するのはたいへんなことですよね。言葉があまり得意ではない方もいらっしゃいますので、できるだけむずかしい言葉は避け、可能な限り直接お目にかかるようにしています。自動翻訳機も使いながら業務内容、申請の進め方を細かく説明させていただきます。大阪入管への出張費も無料とさせて頂いています。お客様にご納得いただいたうえで契約し、まずは着手金として半額をいただきますが、残りの半額の費用はすべてが完了してからのお支払いとしています。

また、申請が完了するまでの進捗状況についてもお客様としてはご心配だろうと思うので「今、入管と交渉しています」「追加書類を作成しました」といった進捗をきめ細かくお伝えしています。土日も対応させて頂きますし、相手の立場になって丁寧に心を込めて進めるように心がけています。

外国人の申請サポートは言葉の壁で困っている人の力になる仕事

Q 外国人の方々の申請等の仕事に対して力を注いでいらっしゃいますね。何か理由があるのでしょうか?

-例えば、申請書類が整わなかったり間違いがあったりして拒否されてしまった外国人の方は自信をなくしてしまいます。そうした言葉の壁で困っている方々の力に少しでもなりたい、という気持ちでおります。

私は以前、学習塾を経営していたのですが、進学のための塾というよりも学校の勉強が苦手な子のサポートだったり、ついていけない子を何とかしてあげたい、という気持ちで教えていたんです。今の仕事とも、どこか共通する点があるのかもしれません。

Q 書類の作成時や申請時だけではなく、時にはその他のアドバイスもされるのですか?

-そうですね。一度在留資格を取れたとしても、永遠に許可されるわけではなくて、税金の支払いや保険等、細かな条件を満たさなくては、継続的な在留資格を取ることはできません。しかし、海外の方の中には、自分の国がさほど厳密ではなかったためかルーズになってしまうケースもあるので「次はこれが必要ですよ」「準備としてこの書類を整えてください」といったポイントを在留資格が切れる前にお伝えします。許可を得た後の対処についてもお知らせしたりしています。その意味で、生活相談的な側面もありますね。

一度仕事の関係が作れたら、継続案件がたくさん生まれる

Q  ミツモアを介してビザ申請案件を成約した方から、後になってまた別のご依頼が生まれてくることもあるのですか?

- あります。ビザ申請のお手伝いをし日本に住んだ方が、次は「日本で企業を設立したい」と依頼されて会社設立の書類作り等をお手伝いしたこともあります。個人の方のリピート依頼では一度ビザを取得された方からは、継続的に更新手続きの依頼があります。また企業様からも継続的な依頼がありますよ。私としては、最初の手続きだけではなく、日本に暮らしている間長いおつきあいができるといいな、と思っています。

Q  ミツモアでは2020年2月から行政書士の方々に対して「成約課金型の安心料金制」の試行を始めました。成約金額に課金されるシステムとなり、見積もり時には応募無料という新しい体系ですが使ってみていかがでしょう。

- 見積もりを介して相手が既読になったら手数料を支払う、という従来のシステムでは、実際の仕事に結びつかないケースでも手数料が発生していたので、そのようなロスはなくなりました。一方で、成約課金型の新しいサービスでは、今後どんな状況になるのか変化を見ているところです。
私としてはこれまでと変わらずに、規模の小さな案件であっても「日本で住みたい」「仕事をしたい」という方のお手伝いができたらと考え、コツコツと仕事を続けていきたいと思っています。

北田先生のお話の中で「外国人の方々と日本企業との架け橋に少しでもなりたいという気持ちがあります」という言葉が特に印象的でした。ビザ申請手続き一つの中にも、社会の中で人と人とが助け合う意味が含まれている、ということでしょう。ミツモアもさまざまな規模の事業主の思いを、仕事にしていく一助になれればと思います。