2019/10/23
片桐行政書士事務所 - 愛知県岡崎市
民事信託の活用による資産管理、障がい者支援信託の組成、遺言書作成、遺産分割協議書作成、事業資金融資申請(日本政策金融金庫)、会社設立までのワンストップサービス、建設業許可申請、一般貨物自動車運送事業許可申請、外国人労働者の受け入れや外国人在留許可申請など、幅広い分野を手がける。
民事信託の活用による資産管理、障がい者支援信託の組成、遺言書作成、遺産分割協議書作成、事業資金融資申請(日本政策金融金庫)、会社設立までのワンストップサービス、建設業許可申請、一般貨物自動車運送事業許可申請、外国人労働者の受け入れや外国人在留許可申請など、幅広い分野を手がける。

士業で独立しwebを使って営業活動を展開しようというケースも多い昨今。しかし、思ったように営業成果が上がらない、費用をかけて登録しても仕事が得られない、と嘆いている人もまた多いのではないでしょうか。複数のweb紹介サイトを体験し、今はミツモアをメインで使っています、と言う片桐行政書士は、成約率も非常に高い結果を出しています。理由を聞いてみました。

ミツモアを使えば新規顧客に営業しにくい行政書士の分野でも、新しいエリアにある仕事や、新鮮な分野の案件に次々挑戦できるんだと発見しました

Web上での営業の難しさを実感している時、ミツモアが一発解決

Q 片桐先生はミツモア登録前に他のwebによる紹介プラットフォームをお使いだったそうですね。

- はい。web上では士業関連の紹介サイトがいくつもありますので、ミツモアさんに登録する何年も前から複数のサイトに登録していました。行政書士の場合、新しい仕事を得るために営業をしたいと考えても、地域内での営業はなかなかハードルが高いという現実があります。最近は独立した個人事務所がwebを使ってアピールしようと試みるケースも多いのではないでしょうか。私自身も、いわば広告のつもりで有料登録をしたサイトもありましたが、有効活用できたか、といえばそうでもありません。

Q というと?

- たしかにサイトに自分の事務所名が目に付く形で掲載されたら、仕事の依頼が入ってくる可能性はあるかもしれません。が、現実には新たな案件がそこから入ってきて仕事につながる、ということはほぼ無かったんですね。ただ待つだけではなく、行政書士の相談コーナーで回答をする、といったことにもトライしてみました。たくさん回答を返すと、事務所の名前が目立つところに掲載される、というシステムでしたが、やはり丁寧に答えるにはそれなりの手間や時間がかかりますよね。結果としてタダ働きに近い状態で。悩ましいな、と思っている時にミツモアを知ったのです。

登録したとたん新しい領域の仕事を成約することができました

Q ミツモアに登録してから何か変化はありましたか?

- 正直、それまでミツモアについてはまったく知らなかったので、不安もありましたし半信半疑でした。無料ということで登録してみると、見積もりの依頼が届き、なるほどこういうシステムなのかと、やりながら理解していった感じです。もちろん、見積もりに対してこちらから応募したとしても、最大5件のプロの中からお客様に選んでいただかなくてはならないわけですが、私の場合は幸運なことに最初の見積もりで成約できました。じつはそれが私にとって新鮮なジャンルだったんです。

Q 新鮮というのは?

- 行政書士は行政手続を専門とする法律家ですので、手がけることのできる業務範囲は広いのですが、どうしても決まった領域の仕事に偏っていきがちです。私の場合は建設業許可申請や自動車関連の許可申請の仕事が多かったのですが、ミツモアを介して入ってきた最初の見積もり依頼は、なんと「旅行業」関連の申請案件でした。私にとっては手がけたことのない新鮮な領域でしたし、実際にお仕事をすることで経験も蓄積できます。

何よりも、新しいことをやるのが楽しいんですよ。「そうか、ミツモアに登録するとこうした新しい領域の仕事に挑戦することができるんだな」という発見がありました。これぞweb集客プラットフォームならではの魅力だなと。

Q   地域で営業されてきた従来のお仕事案件とはひと味違う依頼が入ってくる、ということですね。ミツモアを介してその他どのような案件を成約されたのですか?

- 例えば会社設立の申請、道路占有・使用の申請、民泊の申請、遺言書の作成などですね。ちょっと変わったところでは、お寺さんが納骨堂の設置を申請したい、という案件もありましたよ。そう、じつにいろいろなジャンルにわたります。
それに、先ほどお話した旅行業に関するご依頼者は、私の事務所がある愛知県ではなく県外の方でした。つまり、仕事の分野のみならず営業エリアについても、ミツモアによって広げることができた、というわけです。愛知県岡崎市に事務所を構えて営業しているだけでは出会えない、新しいお客様ということです。

長く付き合えるお得意先を探せるツールとしてミツモアを活用しています

Q 今の段階で、従来のお仕事とミツモアからの仕事の割合はいかがでしょう?

- 人に紹介されたり口コミによる従来型の仕事と、ミツモアからwebで出会うご依頼者の仕事が半々程度といったところでしょうか。これも以前と比べて大きな変化だと思います。

Q 片桐先生は27%近くと成約率が高いですが、何か成約するためのコツなどがあるのでしょうか?

- 他の行政書士の事情を知らないので、自分では「成約率が高い」と自覚していなかったのですが(笑)。とにかく心がけていることは、見積もりの段階で提示する価格を抑え目にする、ということでしょうか。まずは選んでもらわなければ何も始まりませんからね。

ただしその先は丁寧に細かくお話をしていきます。例えば株式会社設立なら15万円といったように、申請に対して一定額の手数料がすでに定まっています。まず前提として、そうした費用がかかることをお示し、その上でギャランティーはいくら、といったご説明をしていきます。

一つ一つ誠実に、曖昧にしないでやりとりをしていくことを基本とし、ご依頼者がご納得いただけたら実務へ入っていく、という流れでやっています。結果として、信頼していただけて後にまたリピートしてくださるお客様も複数いらっしゃいますよ。

その場合も、ミツモアなら課金は最初の見積もり時だけですので、リピートしてくださるケースでは手数料も支払わなくていい。相性の良いお客様を見つけるツールとして、ミツモアを活用させていただいている感じですね。

高齢化社会を反映した、柔軟な信託制度を活用するお手伝いをしたい

Q 依頼者とはメール等だけでなく電話でお話をするのですか?

- そうですね。私の仕事の場合は、ご依頼者のニーズがどこにあるのかを細かく正確に掴むことがポイントですから。法人の方でも個人の方であっても、依頼者は専門家ではないので行政用語や申請関連の手続きについて、わからないことが多いはず。それで当たり前なんです。ですので、質問をさせていただくうちに、行き違いや誤解があったことがわかるケースもあります。例えば「建設業許可申請」のご依頼で始まったけれど、実は「農地転用許可申請が必要な案件」だった、ということもありました。

ですから私としては、できるだけ相手の立場に立って困っていることは何なのかを細かくお聞きし、可能な限りご要望に答えることを心がけています。依頼者様の立場に寄り添って進めていく、ということでしょうか。

Q 今後、片桐先生が手がけていきたい新たな領域がありますか?

- そうですね、民事信託の活用による資産管理の分野でしょうか。この制度を使うと、信頼できる家族等に遺産承継や納得のできる相続をしてもらうことが可能です。例えば子が親名義の不動産を管理・運用したり収益は親が受益者として受け取る、といったような柔軟な対応ができるようになりました。しかし、比較的新しい制度なので、まだ世の中に浸透していないようです。案件を成約するところまでいっていない、というのが正直なところです。

Q 高齢化社会を反映した、新しい柔軟な制度ということですね。

- ええ。認知症を発症すると遺言書を作れなくなってしまう、ということをどれくらいの方がご存じでしょうか。認知症のような状況になるその前に、ご本人も家族も納得した形で信託できるこの制度をもっと活用すると良いと思います。

亡くなった後のことよりも、人間は生きている間いかに活き活きと暮らすことができるか、の方が大切だと私は考えています。社会的に意義があり、ご本人や家族にとって有意義な制度なので行政書士としても力を入れたいと思っています。ミツモアさんからの見積もり案件としても、今後増えていってほしい分野ですね。

片桐先生が指摘されたように、高齢化社会に対応した新しい制度が今後も登場してくるはずです。新しい制度を使いたい依頼者と、手助けしたいプロとのかけはしになれるよう、ミツモアもどんどん進化していきたいと思います。