2019/09/25
安田亮公認会計士・税理士事務所 - 神戸市中央区
大手監査法人と東証一部上場企業での経験を活かし31歳になった2018年、神戸市中央区で独立開業。会計ソフトfreeeの認定アドバイザー、会計スペシャリスト、経理コンサルタントの資格、FPの資格を取得。多くの顧客に”スマートで合理的” なサービス提供している。
大手監査法人と東証一部上場企業での経験を活かし31歳になった2018年、神戸市中央区で独立開業。会計ソフトfreeeの認定アドバイザー、会計スペシャリスト、経理コンサルタントの資格、FPの資格を取得。多くの顧客に”スマートで合理的” なサービス提供している。

独立し事務所を開設した直後に、会計ソフト会社の担当から評判を聞いてミツモアへ登録したという安田亮公認会計士・税理士。ミツモアを介して新規に仕事を得るだけでなく、継続的に依頼してくれるお客様と出会うこともできたそうです。ミツモアで成約したお客様から、顧問税理士契約などの次年度の継続依頼に繋がった実績はおよそ70%もあるとのこと。そのなかには「過去5年分の還付申告をお願いしたい」という信頼の証ともいえるリピートもあったそうです。そんな安田さんがwebプラットフォーム「ミツモア」をどのように使いこなしているのか、その秘訣をお聞きしました。

税理士業務の合間を有効活用し、ミツモアでのweb集客が効率的に行えています

ミツモア経由のお客様はPCに慣れている店舗経営者や個人事業主などが多い

Web上でできるだけ完結していく仕事の仕方を追求している

Q ミツモアに登録されたきっかけは?

―会計ソフト会社のfreeeの担当者の方から、「他の税理士さんがミツモアというサイトを使っているみたいですよ」と評判を聞きました。最初は私自身、システムの中身がよくわかっていなかったのですが、使いながら理解していけばいいかなと思い、登録してみました。

Q 登録された前と後でどのような変化がありましたか?

―正直言うと、最初は依頼者の顔が見えないこともあって「本当に仕事になるのかな」と半信半疑でした。初回の見積もりの応募も、じつは無料のサービスポイントを使ってみたので、よけいに仕事が取れるという期待感が薄かったのかもしれません。しかし、結果としては初回で運良く成約までこぎ着けることができました。それ以降、本腰を入れて積極的に見積もりに応募し、現在ではweb上での集客が税理士業務の柱の一つになったと感じています。

Q  登録してまだ10ヶ月ほどですが、成約した案件は130万円近くと好調ですね。何か秘訣があるのでしょうか?

―秘訣というほどではありませんが、まずは一つ一つの案件に対して誠実、丁寧に対応していくことを心がけています。ミツモアを介して出会うお客様は、比較的パソコンに慣れている個人事業主や店舗経営者などが多いんですよ。業務の内容は決算や確定申告が大半です。私の方もできるだけ素早く、PC上で完結できるような仕事の仕方を意識しています。

作業負担をお願いして、その分提示価格を調整する工夫もしています

Q  PC上で完結というと具体的には?

―一般的な申告業務等であれば最初は電話でお話をお聞きして、あとはPDFファイルや会計ソフトfreee、クラウドデータベース、Skypeなどを使い、できるだけ効率的でスピード感のあるやりとりをしています。こうすれば交通費・郵便代金なども節約できますし書類の印刷も不要です。確定申告もe-tax(電子申告)で完了するなど、オンラインの簡便さを最大限引き出せるような仕事の仕方が当方の強みでもあると思っています。

Q  成約率が約2割と好調ですが、ミツモアで見積もりに応募する際、意識していることや成約するためのコツなどはありますか?

―価格重視の方もいらっしゃるので、できるだけ柔軟に対応しようと思っています。例えば、自由コメント欄に「できるだけ価格を抑えたいです」と書かれた方には、「お客様にこの作業までやっていただければ、この値段でお受けできますよ」といったカタチで、当方もギリギリの値段を提示価格を調整できるよう努力しています。私としても新規の業種で経験を積むことや、新たな知識が得られ勉強になることはメリットになります。また、応募に関してはお客様の事業内容を踏まえ一つひとつ文章を考え、コピペではなくお客様一人ひとりに向けた文面にするよう気を配っています。

口コミは信頼感を得る必須アイテム。5つ星が増えると強みになる

Q  たしかにweb上だけに信頼感を得る工夫が大切ですね。「口コミ」についてはいかがでしょう。

-一度お仕事をさせていただいた方には「ぜひ口コミを書いてください」とお願いしています。ミツモア内における実績を目に見える形で示すことができれば、信頼感も高まりますよね。今のところ5つ星をたくさんいただいて本当にありがたいです。
これからミツモアに登録される方は、プロフィール欄にホームページのリンクを載せることも信頼感を高める意味で大切なポイントになると思いますよ。

Q  安田先生はミツモアの他にもwebマッチング・プラットフォームのご利用経験がありますか?

-はい、crowdworksに登録しています。他と比較してミツモアさんの良い点としては、やはり手数料の安さですね。応募時に課金されるシステムですので、上手に使えば一人のお客さまから複数の案件へと拡大していくことができます。たとえ仕事が増えていっても追加の手数料が課金されない点がいいですね※。

Q  自分の力量でどんどん仕事を広げていくことができる、ということですね。

-そうです。新しい仕事が派生しても手数料をいちいち気にする必要がないというのは、ミツモアならではのメリット※。実際に私が手がけた事例で、確定申告をお願いしたいというお客様がいまして、いったん前年分の確定申告書を作り終えた後、それ以前の年度も確定申告を行なうと多額の還付になることが分かり、還付額を試算してご提案したところ、「昨年度だけでなく過去にさかのぼって5年分の還付申告をお願いしたい」とおっしゃってくださいました。結果として比較的まとまった金額のお仕事になりました。

Q 税金のシステムは非常に複雑な上、体系的に学ぶ機会が少ないため、プロの手を借りると思わぬ節税効果が上がったりしますね。

-そうなんです。あるお客様(源泉徴収の対象となる報酬が発生する事業を営んでいる個人事業主の方)は「すでに源泉徴収されているから確定申告は必要ない」と思い込んでいらしたそうです。中小企業や個人事業主の方は、すごく頑張って仕事をしているのに、税金に関する知識が足りないため払い過ぎている方がたくさんいらっしゃるんですよね。そうした方に少しでも決算や税務申告業務、経営全般のサポートができたらと思います。

ミツモアは直接的な顧客獲得ツールとして独立後の強い味方

ファイナンシャルプランナーの資格もあり、家計、退職金の受け取り方、相続税などさまざまな相談に対応している

―税理士の手を借りると正確・迅速に確定申告できるだけでなく、過去にさかのぼる還付申告や住宅ローン減税の活用が可能になったり、的確な相続税等の申告の一助にもなると思います。また、私自身ファイナンシャルプランナーの資格を持っているので家計相談、企業年金の受取り方など個人の生活に即したお手伝い等できることはまだたくさんあると感じています。

Q  安田先生は大手監査法人や東証一部上場企業でお仕事をされてきて、2018年に独立とのことですが、個人事業主として独立するメリット、あるいはリスクをどんな風にお考えですか?

―企業という組織にいると大きな案件などを手がける機会は多いですが、一方で誰のために働いているのか、仕事のやり甲斐や手応えがいま一つ少ない、ということもあるんですよね。また、会社勤めをしていると時間も縛られてしまいます。以前から「人に感謝される仕事をしたい、いつかは独立したい」と私自身も考えてきました。
開業からまだ日が浅いので営業的にはまだまだこれからですが、独立後の方が格段に仕事のやり甲斐を感じていますし、自分のペースで仕事をできています。まさしくメリットでしょうね。
一方で、独立のリスクとしては競争が激しい業界で顧客をいかに獲得するか、ということが課題でしょう。

Q  これから独立しようという士業の方にアドバイスなどありますか?

―やはり独立するとなれば営業活動にひと工夫が必要になります。人を介してお客様を紹介していただいたり、間接的な営業ツールとしてホームページの内容を充実させたりといった取り組みを私自身も重ねてきました。
一方、直接的な顧客獲得ツールとしてミツモアなどのオンラインプラットフォームを活用できる時代になり非常に助かっています。独立する方へのアドバイスとしては、タイプの違う複数のプラットフォームを上手に使いこなすことをお勧めしたいですね。仕事の幅が広がり時間やコストも削減できると思います。私自身はミツモアとcrowdworks、そして会計ソフト会社のfreeeの認定アドバイザー紹介サイトも営業の一助にしています。

Q 今後、ミツモアに対して何か要望することがありますか?

―今の5件見積もりのシステムだけではなく、お客様からの指名制度なども拡充してもらえたらいいなと思います。また、登録業者の実績に応じて自動的にランキングが上がっていくようなシステムもあったら、お客様にとってはプロを選ぶ時の手がかりになりますし、プロの方も励みになるのではないでしょうか。

企業から独立した税理士が、個人事業主や店舗経営者のパートナーとなり、プロの知識を使って支えていく。つながりを作っていく社会の一助にミツモアがなれたら理想です。

 

※本インタビュー掲載以降に、【税理士領域】の決済方法・手数料・ポイント消費について一部変更させていただいております。詳しくはコチラをご参照ください。