2019/08/04
落合健太 - 東京都江東区亀戸
東京都を中心に活動する映像クリエイター。主にセミナーや企業PR映像、学校行事、ブライダル映像を手掛けている。長年のカメラマンのキャリアと映像製作の経験から作られる映像作品は、ミツモアユーザーをはじめ多くの依頼者から高評価を得ている。
東京都を中心に活動する映像クリエイター。主にセミナーや企業PR映像、学校行事、ブライダル映像を手掛けている。長年のカメラマンのキャリアと映像製作の経験から作られる映像作品は、ミツモアユーザーをはじめ多くの依頼者から高評価を得ている。

今回インタビューにご協力くださったのは、東京都江東区を中心に映像製作を手掛ける、映像クリエイターの落合健太カメラマンです。

様々な映像製作の現場で培われた多角的な視点から作られる動画映像の数々は、どのように生み出されるのかを伺いました。

個人のお客様にはご要望を引き出しながら提案ができるかが大切

個人のお客様の要望を引き出す提案力が成約のコツ

結婚式の撮影では現場の雰囲気を壊さないように相応の装いでカメラを構えるように心がけている

Q落合さんはミツモアでは個人のお客様とのやり取りが多いと思われますが、反応はいかがですか?

―個人のお客様は、テレビでいう所の視聴者ですよね。テレビは視聴率という形でしか反響が知れませんが、撮影後にコメントをいただけるので、励みにもなりますし僕自身の成長にもなります。

Q個人撮影で難しさを感じるのはどのようなところですか?

―こちらの提案力が重要になってくる部分ですね。お客様は僕達がどんなことが出来るのか分かりませんので、ご要望を引き出しながらそれに沿っていかに提案ができるかが大切になってきます。

Q私たち素人では、どんな画が欲しいか、みたいな専門的なことは思いつきません。

―そうですね。提案に加えて、僕の場合はカメラマン・ディレクター・プロデューサーの側面を持っていますので、そういった経験も活かしながら撮影に臨んでいます。」

Qと言いますと、どのような違いがあるのでしょうか?

―例えば結婚式の撮影で、花嫁さんが手紙を読むシーンがありますよね。カメラマンなら、花嫁さんから零れ落ちる感動の涙を撮りたい。でも、ディレクターの僕なら涙を流す花嫁さんのお父さんを撮りたいと思うかも知れません。一方で、プロデューサー的な立場になったら、もしかしたら全体の画をとって俯瞰で見た方が効果的だと思うかも知れない。

Q視点が変わると同じシーンでも物語性が変わってきますね!

―まさにそうなんです。僕はそれらの視点を駆使して組み合わせながら映像製作ができるので、最高の1本をお客様に届けることが出来るんです。

5年間の修行期間を経て上京。映像クリエーターとしてマルチに活動

祝福に包まれた結婚披露宴。各テーブルを回り友人たちのお祝いコメントを拾う落合さん。新郎新婦にとっては一生の宝物になる映像

Q落合さんがカメラと出会ったきっかけを教えてください。

―昔から機械いじりが好きでした。音響やカメラなんかはすごく面白くて、舞台照明や音響・カメラなどを学べる、裏方スタッフの専門学校へいきました。

Q他のジャンルもあったと思うのですが、そこからどうしてカメラマンに?

―在学中に「映像の時代になるな」と感じたんです。ネットが発達してきたり、カメラの性能がドンドン進化してきたりして。そしてメディアの仕事がしたいと思い始めたんです。

 

新潟出身の落合カメラマンは、新潟の映像制作会社で5年間の下積み時代を経て東京に進出します。

 

Q上京して8年間、映像クリエイターとして活躍されていましたが、映像クリエイターとは何をするお仕事なのでしょうか?

―カメラはもちろんですが、照明・音響・エディター・ディレクターもしましたね。

Q映像に関する全ての業務ですね!

―そうなんです。映像の内容も、報道から企業PR動画、ブライダルまで幅広く行っていましたよ。

Q上京して働き始めて、いかがでしたか?

―カメラマンとして得るものが非常に多くありました。やはり機器は最新のものが揃いますし、カメラマンの先輩や巨匠と呼ばれる方々とお仕事をさせてもらって。やっぱり良いものを撮るためには、技術のある方々がどんな風に撮影しているのかを近くで見て、技術を盗んでいかないと上達しないので。

Q職人さんのようですね。

―そうですね(笑)職人技です。経験と技術と、感覚を養わなければなりません。

ブライダルもCMも撮れるキャリア13年目の映像カメラマン

サプライズの瞬間を逃さないのも映像カメラマンの務め。重い撮影機材を背負って会場に目を配れるのも経験のなせる技

 

Qミツモアでもかなり高評価を得ている落合カメラマンですが、依頼者さんに満足いただくために留意している点はありますか?

―はい、意識している点はもちろんありますよ。クオリティの部分と、コミュニケーションの2つは大切にしています。

Qまずクオリティに関するお話を聞かせてください。

―あくまで僕なりの考えですが、カメラマンとしてのクオリティは経験年数と、どんなジャンルにも対応できる技術力が揃ってこそだと思うんです。報道番組が撮れる、ブライダル撮影ができる、CMも撮れる。僕がやっと「カメラマンです」と名乗れるようになったのは、27歳のときでした。今は13年のキャリアがあって、どんな撮影も絶対ご満足いただけるものをお渡しできる自信があります。

Qコミュニケーションの部分はどうですか?

―ただ撮れば良い、という撮影はありません。依頼してくださったお客様に、この人に依頼して良かったと思っていただけることを大切に思っています。

Q依頼者さんとはどんなお話をされるんですか?

―僕の人柄も知っていただきたいですし、お客様のお人柄も知りたいと思っています。些細な不安や疑問へのお答えの他に、世間話もよくしますよ。

Q世間話ですか!

―はい、世間話に結構お人柄が出るんですよ。冗談がお好きな方なら、面白いショットを多くしようかなとか、きちっと真面目な方ならスタンダードだけど物語性がある撮影にしようとか、構成の部分に生きてきます。

 

カメラマンとしてだけでなく、ディレクターやプロデューサーとしての経験もお持ちの落合カメラマン。

高クオリティの撮影の秘密は、隠されたところにもう一つありました。

多角的な視点を持って最高の作品を作り出す

当日執り行われた結婚式の様子を撮影し、テロップを入れて数時間後の披露宴で流すことも求めに応じて対応

今回インタビューを行っていて、落合カメラマンの魅力はその傾聴力にあると感じました。

聞き役はインタビュアーである私のはずですが、つい話を聞いていただきたくなってしまう、そんなお人柄が魅力です。

落合カメラマンは、カメラマンとしての誇りとそれに恥じない映像作品作りに対するこだわりをお持ちです。

この人に任せれば間違いないと思わせてくれる、そんな方でした。

落合カメラマン、お忙しい中インタビューへのご協力ありがとうございました。