2019/08/20
久保田 翔也 - 東京都渋谷区渋谷
東京を拠点にCM撮影や広告写真撮影、商品撮影等を含め幅広いに撮影経験を持つフォトグラファー。物撮り、商品撮影の他に、料理、建築、美術、イベントの撮影を得意とする。依頼者の要望を丁寧にヒアリングしてディレクションを行い、お洒落で綺麗、質の高い写真で応えるのがモット―。事務所にはクリエイティブディレクターも在籍し、アイデア豊富な提案も行っている。
東京を拠点にCM撮影や広告写真撮影、商品撮影等を含め幅広いに撮影経験を持つフォトグラファー。物撮り、商品撮影の他に、料理、建築、美術、イベントの撮影を得意とする。依頼者の要望を丁寧にヒアリングしてディレクションを行い、お洒落で綺麗、質の高い写真で応えるのがモット―。事務所にはクリエイティブディレクターも在籍し、アイデア豊富な提案も行っている。

一瞬を切り取り、切り取った一瞬を永遠に残すカメラマンという職業。写真でしか表現できない世界観を武器に、多彩に活躍するカメラマンがミツモアにもたくさん登録してくださっています。

その中でも、久保田翔也さんは突出した存在です。今年の2月に初登録して以来、物撮りの仕事を次々と成約。ついには岩手から東京へと本格的に活動拠点を移すまでになったのです。

「ミツモアと出会えて本当によかったです」という久保田さんに訪れた転機とは? ミツモア登録から本格的な東京進出までのサクセスストーリーをお聞きしました。

久保田さんのカメラマン・キャリアのスタートは故郷・岩手県。地元で活躍する写真家に師事し、アシスタントとして10年。ライティングやレタッチなど、フォトグラファーとしての基礎をしっかりと学び、かつ腕を磨きました。

2016年には独立を果たし、岩手広告賞奨励賞やPULL EXTE STYLE CONTEST写真 特別賞などを受賞。順風満帆なスタートで、キャリアを確実に重ねていましたが、将来のロードマップを描く中で自分の進む方向性を模索されていたそうです。

仕事が仕事を呼び、次につながる。ミツモアの案件が多彩で豊富だからこそ実現可能でした

地元岩手で独立。ミツモア登録2日で大企業の撮影を受注。仕事が仕事を呼ぶ

久保田さんが撮影したウエディング衣装会社のコマーシャル作品。気品のある優雅さとドラマチックな緊張感が見事に表現されている

Q ミツモアに登録したきっかけは?

―地元・岩手で念願の独立を果たしたのですが、これからどのような事業計画を立て、どうフォトグラファーとしての地図を描くか悩んでいました。写真館をやっている友人に相談したところ「こんなプラットフォームがあるから登録してみたら?」とすすめてくれたのがミツモアさんでした。

それまでこそありましたが、サイトを使っての集客など考えたこともありませんでした。“本当にお客さまを獲得できるのだろうか?”と、半信半疑で登録しました。それが、今年の2月のことです。

Q 登録した時は岩手のカメラマンとしてですね。登録後すぐに成約なさって…。

―登録して2日目で初成約となり、正直、驚きました。その時のお客様は、合成繊維・合成樹脂を扱う有名企業で、クリーニングクロスの物撮りの仕事でした。私にとって願ってもない大きな東京の企業様との仕事でしたし、お客さまも大変満足して下さいました。ミツモアさんのキャッチフレーズではありませんが、本当にベスト・マッチングだと思います。ミツモアさんの魅力を肌で感じました。

Q お誉めいただき、ありがとうございます。成約に至ったポイントはどこだと思いますか?

―じつは、ミツモアさんを紹介してくれた写真館を開業している友人は、既にミツモアさんに登録していて何件か成約もしていました。そこで、彼に話しを聞いて、成約できるコツを自分なりに随分と考え、それを元に事務所のディレクターと一緒にかなり研究を重ねました。

まず、プロフィールの書き方に注力してみました。とにかくしっかりとお客様へのメッセージを書くことを大事にして、私のこれまでの実績、どのような分野の写真が特に得意なのか、どのような写真を提供できるかを明記して、お客様が安心してご依頼して頂けるように工夫をしました。

Q やはり、プロフィールの工夫やHPを充実させるのは大切ですね。他にはありますか?

―後は、見積もりの金額かと思います。お客様が気になる点は撮影にかけられる費用、コスト面かと思いまして。相場よりリーズナブルに設定し差別化を図りました。

ただ費用を抑えるだけではなく、まずは「私を知って頂くこと」に専念しましたね。最初は自分のプロフィールページの口コミ欄に、お客さまの感想や評価の星もありませんから、前述の通りプロフィールの充実化を意識しました。

プロフィール文、掲載の作品例なども定期的にリバイスしてアップをしたことがとても大きなポイントだと思います。

料理写真も久保田さんの得意ジャンルのひとつ。各料理をいろどりよく配置し1カットに収めるには様々なスキルが要求される

Q なるほど。その後も、順調に成約していますね?

―はい。おかげさまで、飲食店の撮影や建築撮影、商品撮影では和菓子、スポーツ関連グッズ、コスメ、腕時計など次々に成約に至りました。

一度、成約すると口コミ・評価を集めることもできるので、有利になると思いますし、自分の自信にもつながりました。その後も慢心することなく自身のHPもこまめにブラッシュアップしたり、撮影方法の研究や勉強を日々重ねています。

Q 仕事が、次の仕事を呼ぶ…という感じですね。

―まさに、そうです。弾みもつくと思います。ひとつひとつの仕事を丁寧にしっかりとさせて頂くことが次に繋がる大切なことだと思いますし、ミツモアさんの案件が多彩で豊富だからこそ実現可能なのだと思います。

カメラマン人生の転機は突然。ミツモア登録から1カ月で「東京で勝負できる!」と確信

久保田カメラマンが担当したウエディング撮影現場の風景。多くのスタッフが関わるコマーシャルの現場では、撮影意図をモデルたちと共有したり、スタッフを巻き込む力量も重要。表情から現場の雰囲気が伝わる

Q 登録して約3か月。1番よかったと思うエピソードを教えてください。

―やはり、目標にしていた「東京で写真事務所を開く」ことが実現したことです。

Q それは、すごいですね。すでに計画していたのですか?

―はい。実は東京で事務所を構えるのが長らくの目標でした。最先端の街でいろんなことにチャレンジしたいと思っていましたから。

ミツモアさんで成約が続いたことが、その目標を叶えるきっかけになりました。定期的に仕事が入るメドがつき、撮影案件も安定的に見込めるようになりました。しかも、カメラさえあれば、岩手だろうと東京だろうと仕事はできます! 「今なら東京で勝負できるのではないか?」と決心しました。

Q 2月に登録して、本格的に東京でお仕事を始めたのはいつ頃ですか?

―3月です。行動力だけはあるので。現在は、渋谷を拠点にがんばっています。

もちろん現在も、ミツモアさんにいつもお世話になっています。おかげさまで今は物撮りの仕事の予定が、ある程度先まで入っています。

案件が多彩なのもミツモアの凄さ。土俵があるから勝負ができる

イメージ写真では商品が引き立つように周りを演出することも。このノートの広告写真にも久保田さんの世界観が投影されている

Q それにしてもすごい決断力&行動力ですね。驚きました。

―人生ってちょっとした選択で全然違ったものになりますよね。ある意味、写真と似ています。自分にとっての正解をみつけるためには、決断力や行動力は惜しみません。

それに、どんな仕事もそうでしょうけれど、いろいろな仕事を経験することが、キャリアを磨く一番の近道だと思うのです。

Q 「東京進出」という目標をクリアした今、新たな目標は?

―まだ、東京で本格的に活動を始めて半年も経っていないので、足元をしっかり固めることに集中したいと思います。次の目標は勿論ありますがまだ胸の内に秘めておきます(笑)。

とにかく今は、物撮りや商品撮影の仕事が楽しいですね。いうなれば、自分に課せられたミッションをこなしていく感覚です。たとえば、このカタログに掲載する洋服の写真を撮ってほしいという依頼に対して、どうやったら誌面を飾るのに一番ふさわしい写真が撮れるかを考えるんです。イメージ通りに撮影できた時は、カメラマンとしてのやりがいを感じます。

カタログでも、広告でも、商品は“顔”ですからね。

鑑定書写真の依頼で久保田カメラマンが撮影したバイオリン。歴史的、芸術的、資産的価値のあるバイオリンには鑑定書付きで取引されるため写真は非常に重要な役割を果たす

Q 最後に久保田さんが思うミツモアの魅力を教えてください。

―普段なら出会えないようなお客さまと仕事ができるところですね。最大5名の見積もりから選ばれるのもコンペのようなものだと考えていて、カメラマンという職業に合っていると思います。

案件が多彩なのもミツモアさんの凄さだと思います。土俵があるから勝負ができるんです。

先日も、バイオリンの撮影の仕事をミツモアさんで成約したのですが、そこから繋がるカタチで10億円もする貴重なバイオリンを撮影する機会を得ることができました。仕事面は勿論ですが人生が豊かになる素晴らしい機会を頂いているように思います。

私は、仕事は人と人との繋がり、ご縁だと思っていますが、ミツモアさんはそれを実感できるとても素敵なプラットフォームですね。一度、撮影させて頂いたお客様とのお付き合いはほぼ100%、次の撮影案件に繋がっていて、とても良いご縁を頂いております。お客様、ミツモアさんに心から感謝しております。

お忙しい中、真摯にインタビューに答えてくださった久保田さん。「東京進出のきっかけはミツモア」という言葉をいただきましたが、いえいえ、久保田さんのお人柄と、カメラマンとしての実力&努力の賜だと思います。

構成力やライティングのセンスでは定評のある方ですが、それも、「貪欲に学ぶ姿勢」や「進化し続ける為の挑戦」が根底にあるからなのですね。

「土俵があるから勝負ができる」とおっしゃっていましたが、東京という土俵でどんな勝負をしてくれるか楽しみです。もちろんミツモアも、全力で応援させていただきます。