2020/05/22
株式会社プラウドワークス dezDESIGN - 埼玉県所沢市
自動車事業でスタートし、デザイン事業部dezDESIGN(デズデザイン)を展開中。経験豊富なデザイナーによる製品デザインや企業ロゴ、チラシ、カタログ、名刺制作、ホームページ制作などを手がける。チラシやロゴのデザイン、看板、ホームページのデザインに至るまで統一感をもったトータルブランディングも提案。
自動車事業でスタートし、デザイン事業部dezDESIGN(デズデザイン)を展開中。経験豊富なデザイナーによる製品デザインや企業ロゴ、チラシ、カタログ、名刺制作、ホームページ制作などを手がける。チラシやロゴのデザイン、看板、ホームページのデザインに至るまで統一感をもったトータルブランディングも提案。

車の整備や中古車販売等も手がけるプラウドワークス。事業多角化としてデザイン事業を立ち上げる際、あらためてミツモアを活用しつつデザイン案件の集客に乗り出したそうです。同社でデザイナーとして活躍中の佐藤彩さんに、ミツモアの上手な活用術をお聞きしました。

コストを抑えスピード感をもってデザインして欲しい”ミツモアのおかげでそんなニーズに応えることができました

Webを介してのデザイン案件の進め方が見えてきました

Q ミツモアに登録されたきっかけを教えてください。

- 当初、弊社は自動車整備、中古車販売、鈑金等も手がける自動車事業としてミツモアさんに登録しましたが、「若者の車離れ」といった昨今の状況も踏まえて、全く別の事業がもう一つあった方がよいと社長が判断し、昨年春にデザイン事業部を立ち上げました。今ではデザイン案件もミツモアで積極的に見積もりを出して成約させていただいています。

Q デザイナーとしてミツモアを使ってみた印象はどうでしょうか?

- デザイン事業部を立ち上げた当初は正直、なかなかうまく進めることができず苦戦しました。お客様に直接対面する従来型の仕事の仕方ではなく、webを介しての仕事の経験が浅かったので、成約までの進め方に迷ったり、あるいは成約後もデザインに対するイメージのギャップをどう埋めていくのか悩んだことも。また作業のさなかにお客様と連絡がとれなくなってしまったハプニングもありました。

そうした様々な経験を通して、webでの仕事の仕方を改善する必要があると考え、この春から改めて本格的な営業に乗り出しました。やっと円滑な進め方が見えてきたかな、という感じです。

密にコミュニケーションをとり、デザインの過程をお客様と共有しています

Q 対面でのお客様とのやりとりとは違う点、webにシフトする際に気をつけていることは何でしょうか?

- 弊社の場合は、見積もりを提示する最初の段階でできる限り詳しく説明を尽くすよう心がけています。具体的に言うと、デザイン料金がいくら、という提示の仕方ではなく「印刷料」「紙代」「印刷部数」といった詳細項目で料金を明示し、ご納得いただいた上で成約という流れを作っています。

また、お支払いについても前払いでお願いしていて、最初にそのことをご案内します。未回収のリスクが無くなるだけでなく、お客様にとっても弊社にとっても意欲が高まり「ワンチーム」となって進めていけるので、その方がメリットが大きいですね。

お客様とのやりとりについてはLINEのチャットを中心にしています。進行過程で逐次スクリーンショットなどでビジュアル等を使いデザインの仕上がりイメージを共有し、できるだけお客様とのギャップや行き違いが無いよう密にコミュニケーションをとっています。手間はかかりますが、その方が結果として良い形で着地できることがわかってきました。

Q 今、ミツモアを介して成約するのはどんなご依頼が多いでしょうか?

- 企業様からはチラシ制作の案件、個人事業主様からはロゴ制作の案件が多いですね。個人の方の場合、事業を立ち上げたばかりでまずは会社のロゴから決めたい、というケースが複数ありました。ただ、限られた自己資金で起業されているので、デザインについてはできるだけコストを圧縮したい、というご意向をお持ちの方も多いのです。当方としても可能な限り、価格を抑え目にしてご提案しています。

口コミや実績を伸ばす広告費として価格を設定しています

Q 成約するためのコツなどはありますか?

- 確実に成約できそうな「価格の相場」というものがあるんですが、そこからさらに一、二段階抑えた価格をご提示するよう頑張っています。また、先ほど申し上げたように「前払い」の形でお願いしていますので、その分、弊社でどんなデザインが可能か、過去のデザイン実績の具体例をお見せすることが成約に向けて大切になります。弊社ホームページ上にデザイン事例集を掲載し、お客様にご案内する形でアピールしています。

Q  仕事の単価について考えていること感じていることはありますか?

- プロ同士の競争が厳しいため、価格も抑え目でご提案となりますが、私としては純粋にデザイン料金として捉えるのではなく、「口コミや実績を伸ばすための広告費」として考えています。狙いをもった低価格設定ということで今は進めています。

出産したばかりの私でも、家にいながら仕事を進めることが可能になりました

Q ミツモアの他にも集客サイトをお使いですか?

- まだミツモアさんだけしか使っていませんが、今後に向けて営業の窓口を広げていきたいという思いがあります。もし今後、web集客システムを利用するとすれば、ミツモアとはまったく別の課金システムのサイトに登録するだろうと思っています。営業の窓口について、様々な選択肢を持ちたいので。

Q ミツモアに登録して良かった点とは何でしょう?

- 何と言っても家にいながら集客できて、デザインの仕事を進めることが可能だということが私にとっては非常にありがたいんですよね。実は昨年末に子どもを出産したばかりで、子どもの世話をしつつ家から出ることなく、こうして仕事ができています。ミツモアに登録して本当に良かったと思います。

特に最近は新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、営業自粛しなくはならない飲食店さんから「テイクアウト」用のチラシを受注することが増えました。飲食店さんはコストを抑え、かつスピード感をもってチラシを用意したい、というニーズがあるようで、そこにミツモアを介しての仕事がマッチしたのだと思います。

ミツモアは、何かをスタートしようという意欲的なお客様と出会える場所

Q これからの課題や目標はありますか?

- 一つの案件を入口に、そこから次の仕事を増やしていく流れができたらいいな、と思っています。例えばロゴデザインを依頼してくださった方に「名刺もいかがでしょう」「統一感のあるデザインでwebやチラシの作成も可能です」とご提案をすると「なるほどそういうこともできるのか」とメリットを理解していただき発注くださる方もいます。デザインの力、トータルブランディングのメリット等はまだお客様自身も気付いていなかったりしますので、こちらから積極的にご提案していけたら、と思っています。

他にもチャンスはあります。例えばミツモアを介して弊社の車事業部の方で成約くださったお客様の中に「何か始めたい」という動機を持っていらしゃる方も。その時には「弊社ではロゴデザインもできますよ」「トータルブランディングも可能です」といったご案内をさせていただいています。
ミツモアを使っている方には、何かをスタートさせようという意欲的なお客様が多いんですよね。ですのでミツモアでもっともっと実績を積み、会社やお店のトータルなデザインを弊社デザイン事業部にお任せ頂けるようになるところまで成長させるのが私の目標です。

Q  最後にミツモアについて一言お願いします。

- 仕事の可能性を広げていきたいと思うと同時に、“戦友”も増やしていきたいですね。家のことや育児をしながらデザイナーやフリーランスで頑張っている女性たちが増えていって欲しい。悩みを語り合う場もあったらいいなと思います。ミツモアは結婚や出産して時間が限られている人にもお客様との出会いの場を提供してくれます。今後、女性の働き方を考える上でも強力なツールになっていくのではないかなと期待しています。

 

出産から間もなく子育てをしながら精力的にデザイナーとして頑張っている佐藤さんの姿に、励まされる思いがしました。車事業からデザイン事業へと多角化を展開していく過程で、ミツモアを最大限活用していただいたとのこと。素早い新事業の展開や営業・集客活動に、ミツモアを役に立てていただいた好事例です。