探偵になるには?探偵の年収、独立・開業の方法を大解剖!

探偵になるには?探偵の年収、独立・開業の方法を大解剖!

映画やテレビドラマ、小説に登場して、華やかな活躍をする探偵。でも、探偵になるにはどうしたらいいか、実際はどんな仕事なのか、給料はどのくらいなのか、など、わからないことのほうが多い職業の1つです。そこで、探偵の仕事を内容や年収、独立・開業などの観点から大解剖! 探偵での独立開業を目指すあなたに、探偵の仕事の内容から、儲かるためのポイントまでをご紹介します。

 

探偵とはどんな職業?

探偵の業務内容はさまざま 探偵の業務内容はさまざま

殺人事件を調べて犯人を追跡したり、浮気調査で修羅場に踏み込んだり。テレビのドキュメンタリーなどの影響もあり、そんな、イメージが先行しがちな探偵の仕事。けれど、実際の仕事はそれだけではありません。多岐にわたる探偵の仕事とは、どんなものなのでしょうか。

探偵とはどんな職業なのか

探偵とは、相談者の依頼に基づいて、調査や警戒などの仕事を行う職業です。その多くはいわゆる民事問題。警察では介入できない個人や法人の私的なトラブルについての相談をうけ、調査するのが仕事です。

探偵業は公安委員会の監督下に置かれており、探偵業について以下のように定義しています。

“「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として、面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいいます。”

▼警視庁: 探偵業の業務の適正化に関する法律等の概要

具体的な仕事内容で、最も多いのは調査業務です。不倫や浮気などの身辺調査や、仕事で関係がある会社や人についての経歴調査などがあります。また、不動産の調査、犯罪の調査、行方不明者の捜索など、依頼内容はさまざまです。

いずれにしても、人と人のトラブルで悩んでいる人が、相手について調べたいと思った時、相談相手になれるのは探偵だけ。怪しいイメージをもつ人もいるかもしれませんが、実は、人の役に立てる、重要な仕事が探偵だといえるでしょう。

探偵の年収はどれくらい?

調査費が高額というイメージもあり、探偵は儲かると思っている人も多いようです。探偵になるには、探偵会社に就職する、独立開業する、という方法があります。探偵の年収はこのような就業形態によっても異なります。

探偵の年収については、公的機関が行った調査等が公表されているわけではありません。ネット上の口コミ等や厚生労働省の労働白書等を参考にした算出データによると、300~400万円という探偵会社が多いようです。

探偵会社に正社員として就職した場合の給料は、基本給プラス成功報酬のシステムをとっていることが一般的。調査成功時にインセンティブが上乗せされます。

探偵業として独立する場合は、集客・営業がうまくでき、軌道にのせることができれば、年収1000万円~2000万円という探偵も。生涯探偵で食べていこうと思うのであれば、探偵会社等でスキルを積んで、いずれ独立することを薦める探偵も多いようです。

探偵業は、不況の影響を受けにくい業態とも言われています。人と人とのトラブルは、景気が良くても悪くても、起こり続けます。認知症の増加による失踪者探しや子どものいじめ調査など、目的は異なっても、人が存在する以上、必要とされる職業が探偵なのです。

探偵に向いている人・向いていない人とは

探偵に向いている人

探偵に必要な資質は「体力」「精神力」「交渉力」。一般的な会社員の資質と大きく変わりません。

体力は、調査の時間帯が不規則で長期間に及ぶことから、探偵には重要な資質です。深夜や早朝の張り込み、長時間にわたる尾行のほか、調査のための重い機材を運ぶことも。忍耐力も集中力も必要ですが、それを支えるためには、まず体力が第一条件になるでしょう。

探偵業は、人と人の関係を調査する仕事。そのため、時には、調査対象やその周辺の人とのトラブルが発生することもあります。そんなとき、トラブルに屈することなく、強い精神力で柔軟的な対応ができるかは、重要なポイント。一度ダメだったからと諦めず、自分で考えて行動できることも重要です。

交渉力は、スムーズに仕事をすすめるためにも大切な資質。依頼者からの相談を受けるときも、聞き込みなどで多数の人から話を聞く際にも問われる力です。相手の気持ちを読み取りながら、上手に話を聞き取り、話させる力は、信頼性にもつながっていきます。

そして、なにより、この仕事が好きだという気持ちがある人が、探偵に向いている人です。

探偵に向いていない人

探偵に向いていないのは、ストレス耐性がない人です。探偵の仕事の中には、シビアな人間関係を聞いたり、危険が生じたりすることもあります。通常の仕事より強いストレスにさらされることも多いので、ストレスに弱いと感じている人は、あまり向いていないかもしれません。

また、1つのことに熱中しすぎる人も、注意が必要。調査対象に集中しすぎて、周囲が見えなくなってしまい、相手にバレてしまったり、逃げられたりすることもあるようです。

計画的に物事をすすめられない人も、調査の成功率が下がります。調査は、事前にプランをたてて、事前準備をしてから臨まなければ、思うような結果は得られません。いきあたりばったりの行動をしてしまいがちな人は、自分の身を危険にさらすことにもなりかねません。

成功している探偵が使うツールとは?

探偵になるには?

探偵として独立開業するには申請が必要 探偵として独立開業するには申請が必要

困っている人の役に立てる、魅力的な職業が探偵。探偵になるためには、どんな手続が必要なのでしょうか。

探偵になるには公安委員会への届出が必要

探偵になるには、業務を開始しようとする日の前日までに、営業所がある都道府県の公安委員会への届出が必要です。届出ずに開業した場合は、違反営業となり、罰せられます。

個人の場合は、履歴書、住民票や登記されていないことの証明書など。開業して法人登記する場合は、定款の謄本や役員の履歴書、住民票などをそえて、届け出ます。届けを提出すると「探偵業届出証明書」が交付され、探偵として営業ができるようになります。

探偵に調査を依頼する際には、「探偵業届出証明書」を確認するように促している情報サイトも多いので、起業、開業後は、探偵事務所の見やすい場所に掲示しておきましょう。

開業が許可されない場合とは?

探偵の開業届出が許可されない場合もあります。開業届出の審査で重要視されるのは経歴です。

家庭裁判所から成年被後見人もしくは被補佐人の審判を受けた人は探偵になることはできません。また、破産者も探偵になることはできません。しかし、破産状態から復権した人は除きます。

過去5年以内に禁固以上の刑や法律規定に違反して罰金刑を処された人も探偵になることはできません。また、過去5年以内に公安委員会から営業停止勧告や廃業処分を受けた探偵も開業は許されていません。他にも、暴力団員の探偵業務は禁止されていますし、暴力団員を辞めていても、5年経過するまでは探偵になることはできません。

副業としての探偵

独立開業で成功した探偵の中は、年収1000万円を手にしている人もいます。しかし、全く無名の状態から独立開業しても、その夢を実現することは難しいものです。

そんな人におすすめなのが、副業として探偵をする方法です。例えば、アルバイトとして探偵業を手伝うことで、探偵として必要なスキルを磨くのもよいでしょう。また、探偵会社から連絡をもらったときに、仕事場へ向かう非常勤探偵も副業探偵には人気です。探偵として仕事ができる時間を、本業にあわせて確保し、給料をもらいながらスキルアップできます。

探偵へのお仕事依頼を見てみる

儲かる探偵と儲からない探偵の差とは?

集客力をアップして、儲かる探偵になろう 集客力をアップして、儲かる探偵になろう

独立開業した探偵の年収データなどをみると、収入に大きな差が表れていることがわかります。独立して儲かっている探偵もいれば、逆に赤字経営を続ける人もいるのです。その差はどんなところにあるのでしょうか。

探偵としてお客さんを得るにはどのような方法がある?

独立開業するにあたって、どんな職業でも課題になるのが集客です。集客力の差は、直接、収入の差につながります。儲かる探偵は、総じて上手に集客している探偵なのです。

現在、登録して開業している探偵業は約5600社。その中で、どのように特徴を出し、依頼者に来てもらうかは、開業時にしっかりと戦略を練っておく必要があります。

探偵業の主な集客方法には、同業の探偵や弁護士などからの紹介のほか、チラシのポスティング、リスティング広告、地域誌への広告、ブログでの情報発信、マッチングサイト集客などさまざま。これらを駆使して、集客力をアップすることが重要です。

探偵にとって費用対効果の高い集客手段とは?

具体的集客方法のメリットとデメリットを比較

次に、探偵業の集客として役立つ具体的な方法について、それぞれのメリットとデメリットを比較していきます。

 チラシ・ポスティング

・メリット

昔から行われているチラシのポスティングは、直接顧客となりうる層に情報を発信できる効果的な手法です。インターネット広告などではカバーできない層の発掘も期待できます。ポスティングを行う会社によっては、詳細なエリアや、戸建てやマンションなどの住居形態を指定することもでき、地域に住んでいる層がある程度把握できていれば、より集客効果の高いポスティングができる可能性があります。

・デメリット

ポスティングのコストは、枚数に比例します。エリアや住居形態を絞ってポスティングをする場合、単価がアップすることもあり、広く、たくさんポスティングしたい場合は、相応のコストが発生します。逆に、コストばかりを重視すると十分な集客効果を見込めない可能性があるので、よく考えて利用する必要があります。また、ポスティングを行う会社によって、配布エリアが決まっているため、事務所のある土地にも左右される傾向があり、潜在的な顧客が少ない土地だと、ほとんど効果が得られないこともあります。

リスティング広告

・メリット

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果に表示される広告のことです。ユーザーが入力した検索キーワードに連動して検索結果画面の上部などに広告を表示させます。

「探偵」や「○○調査」など、キーワードを指定しておけば、明確にニーズを持っている人に限定して情報を発信できるので、広告効果が高くなります。また、クリック課金性なので、表示させるだけではお金が発生せず、低予算から始められるというメリットもあります。

・デメリット

リスティング広告は集客効果が高い方法の1つですが、それはあくまでも集客の見込めるキーワードを指定できた場合です。そして、当然ながら、そのようなキーワードには競合他社がひしめき合うので、値段が高騰する傾向があります。単価の高いビックワードではなく、低予算で競合の少ないワードを狙う方法もあります。

キーワードの選定方法や、広告を設定するための画面操作方法など事前に勉強してかなければならない事項も多いため、初めは代理店に運用をまかせる人も少なくありません。

最近では、リスティング広告に関するセミナーなども開催されているので、勉強してみるのもいいでしょう。

地域誌広告への出稿

・メリット

地域密着型の情報発信をしている、タウン情報誌やフリーペーパーは、新聞や全国紙を活用するより、効果が高い場合があります。ポスティングと同様、インターネット系の広告ではカバーできないような顧客と出会える可能性も高い手法です。

最近では印刷物としての情報誌に連動したWebマガジンや、より地域に密着したWebマガジンを発行している会社もあります。Webマガジンの場合、紙媒体より広告料が安いことも多いので、探してみるのもオススメです。

・デメリット

地域誌広告のターゲットは、その地域に住んでいる住民です。そのため、その地域で古くから営業している探偵会社がライバルになる可能性があります。

また、紙媒体の場合、情報が一過性になり、忘れられてしまう可能性もあります。定期的に情報発信し、「この地域に探偵会社がある」というイメージを定着させることが重要ですが、そのためには、コストも必要です。

ブログで情報発信

・メリット

探偵業ならではの知識や、気をつけたいポイントなどを、ブログで情報発信する方法です。1つ記事を作成したからといって、すぐに集客できるわけではありませんが、親しみやすさ、専門性などをアピールするためにも作成しておきたい媒体です。無料ブログを利用すれば、コストを気にする必要もありません。

探偵は多くの人の悩みにふれる特殊な仕事。ブログは検索結果にも表示されますので、同じ悩みを持っている読者が検索してくれ、依頼にや紹介につながるケースも多いようです。

ブログを作成する際には、個人情報は守りながら、具体的なケースをあげつつ、解決方法などを記載しましょう。悩みに寄り添う姿勢をしっかりとアピールすれば、記事作成した探偵が心に残ります。さらに、テーマを絞り、検索時のキーワードも意識することが重要です。

なにより、継続することがブログ集客の基本です。忙しいからと更新を怠らず、定期的に情報発信しましょう。

・デメリット

その他の広告に比べると、即効的な集客効果は期待できにくいのがデメリット。また、閲覧者がどんなキーワードで検索するかを意識して記事を作成しなければ、集客につながりにくい、という特徴もあります。

ブログ集客についてのセミナーや、サイト記事で勉強しながら、コツコツと継続することが重要です。

マッチングサイト集客

・メリット

マッチングサイトの最大のメリットは、顧客が求めている探偵として紹介してもらえる点です。得意分野での依頼も多いので、リピーター獲得に繋げられる可能性もあります。マッチングサイトで探偵を探している人は、需要の緊急度も高いことも多く、依頼につながりやすい、というのもポイントです。

・デメリット

マッチングサイトに依頼する際に気になるのがコストです。登録料や月額利用料、契約成立時の手数料など、さまざまな費用負担が発生します。その割合や金額によっては、紹介の頻度と比較してコストパフォーマンスが悪いこともあります。

また、マッチングサイトには、競合他社が多数登録していて、業界のトップクラスが登録していることもあります。経験やコンセプトなど、自分の特徴や得意分野を絞り込んだり、強調したりして登録しないと、思ったほど集客してくれない、ということも。

登録したら終わり、ではなく、情報を見た人が依頼してくれるような情報の登録を工夫する必要があります。

探偵の集客手段も広がってきている

紹介やチラシ配布などに頼っていた昔に比べ、探偵の集客手段はずいぶん広がってきました。もちろん、現在も、弁護士事務所や自治体からの紹介など、ネットワークを通じた集客は効果が高い方法です。

しかし、探偵として独立し、会社を継続させていくためには、自力で集客するシステムを作っていくことは、とても重要なポイントです。探偵業としての技術を磨くのと同じくらい、営業や集客手段についても勉強していきましょう。

探偵の仕事を増やすには?

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費用が発生するのは見積りに応募する時のみ。応募手数料も、他のマッチングサイトと比較して安価に設定されています。依頼内容や緊急性など、依頼者が提示した情報を見ながら、見積に応募する依頼者を選ぶことができるため、成約につながりやすい提案と見積りを提示することが可能です。

さらに、1つの依頼に対する見積り送信が5社に限定されているのも大きなポイント。ネットの一括見積りのように20社、30社との比較見積りになるわけではないので、受注率がぐっとあがります。

登録すると、自分専用のプロフィールページが開設できるのも魅力の1つ。得意分野や特徴をアピールできる広告ページが無料で作成できます。利用者の口コミも掲載されるので、指名での受注にもつながります。

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探偵に調査を依頼したいと考えている人の多くは、切実な悩みを抱えています。そのため、見積もりを提示した場合、相当な可能性で成約できるといえるでしょう。そんな探偵業とミツモアのマッチングシステムは、とても相性が良いといえるでしょう。

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