2020/01/06
高崎 薫里 - 福岡県糟屋郡新宮町
福岡を拠点にヘアメイク、出張着付け、カラーコーディネート等を行う。百貨店美容部員から出発しメイクアップ講師、海外でのデモンストレーション経験など20年超の豊富なキャリアを持つ。一人一人の個性を輝かせる魅力を引き出す美を提案。日本色彩学会会員、特定非営利活動法人日本パーソナルカラー協会会員。
福岡を拠点にヘアメイク、出張着付け、カラーコーディネート等を行う。百貨店美容部員から出発しメイクアップ講師、海外でのデモンストレーション経験など20年超の豊富なキャリアを持つ。一人一人の個性を輝かせる魅力を引き出す美を提案。日本色彩学会会員、特定非営利活動法人日本パーソナルカラー協会会員。

福岡を拠点に出張着付けを手がける高崎薫里さん。「フリーランスとして力を発揮するためにはミツモアのような営業ツールがとても役立ちます」と言います。成約率は何と40%に迫る勢い。絶好調の秘訣についてもお聞きしてみました。

ミツモアを介しての仕事は、私の技術を惜しみなく提供できる!とてもやり甲斐があります

Webは苦手。でもミツモアは私でも集客できた!

メイクの技術、着付けの技術を習得し結婚してからは二人の子どもを育てつつフリーランスの着付師として活躍

Q まず、ミツモアに登録されたきっかけから教えてください。

- 今年の初め頃、たまたまFacebook上に表示された広告でミツモアを見かけ、登録してみようかなと思い立ちました。web関連はどちらかと言うと苦手な方ですが、この時代にはそうも言っていられません。世の中の流れに乗らなくては、と。
私のこれまでのキャリアは美容部員としてメイクの技術を習得し、着付けの技術も身につけ結婚してからは二人の子どもを育てながら、フリーランスの着付け師・メイク講師として仕事を続けてきました。営業は主に人からの紹介や友達を介しての口コミなどでした。ホームページも作りましたが、なかなか知らない人がアクセスしてくれないし今後の集客方法をどうしようかと悩んでいたんです。

Q 登録してみた第一印象はどうでしたか?

- すぐに依頼案件が入ってきて見積もりを返したら運良く成約できましたが、じつは最初のお客様はご都合でキャンセルになってしまったんです。
とはいえ、収穫はありました。私自身、webを介して仕事をするのは初めてで、面識のないお客様とweb上でやりとりしていくことには不安があったのですが、チャット等でお話していくうちに、「高崎さんの対応はとてもスピーディで好印象で、機会があったら次回ぜひお願いしたい」というコメントを頂いて。ああ、私でも大丈夫なんだ、と自信が生まれました。もう一つ、きちんとしたコミュニケーションのできる良いお客様がwebの中にもいることに気付かされました。

高い成約率の秘密は、地域密着型と即答のスピード感

事前に「早朝料金、延長料金はいただきません」とはっきりメッセージするのが高崎流

Q 高崎さんは成約率40%近くと非常に好調ですが、見積もりを返す時に気をつけていることや成約するためのコツなどはありますか?

- 私の性格で、やりたい仕事は絶対後回しにはしない主義なので、可能な限り「即答」を心がけています。また、お客様にとっては料金が一番気になる点だと思いますので、価格は一時間いくら、という形でわかりやすく提案し、「早朝料金、延長料金はいただきません」とはっきりメッセージしています。
着付けの場合、何時までに終えるというスケジュールが定まっているケースが大半ですので、終了時間をオーバーすることは無いのですが、余裕をもって早目におうかがいし慌てずゆったりと進められるよう心がけています。その意味で、時間をオーバーしても料金は発生しません、と明示しています。

Q 出張着付けというと地域は限定されているのですか?

- 基本的には交通費さえご負担いただければどこへでも出張します。中には、福岡で着付けをしたお客様が「姉が東京に住んでいて着付け師を探しているが、なかなかピタリとくる人が見つからないので紹介したい」と言ってくださった方もいますよ。

福岡の場合ですと、中心部は着付師も仕事も多く、いわば激戦区です。ですので見積もり依頼が入ってきても、他のプロの方がエントリーされている場合は、極力参加しません。他と競りあうと、お客様がプロを選ぶまでの間、自分のスケジュールを空けておかなくてはならないので。
反対に、私は糟屋郡というエリアにいますが、近くの方のご依頼には即答で見積もりを返します。お客さまも、近所のプロを探しているケースってとても多いんですよ。遠方だと高速道路代の負担も高くなりますし。近い地域でお客様とプロとが出会うことがお互い一番いい結果になるのではないかと思います。成約率が高いのも地域密着型で依頼者に即答していることがあるのかもしれません。

着付けの時間そのものも楽しんでいただくことが目標

着付けだけでなく、パーソナルカラー診断、色彩講座やメイクアップ講座でも活躍する高崎さん。一人ひとりの好みをしっかりと聞きとりプロとして技術を提案する

Q 依頼される方とのコミュニケーション方法については、どんな工夫を?

- お客様一人ひとりの好みをしっかりと聞き入れ実現していくことを意識しています。また、着付けしている間は、お客様にリラックスしていただきたいので、できるだけフィットする話題を口にしたり、ご質問についてもメイクのテクニックをお話ししたりしながら進めていきます。

例えば、お宮参りの着付けは、現実としてお子さんが生まれてまだ一カ月程という時期で、お母さんの体の方もきついですよね。そのあたり自分の子育て経験を交えてお話しながらリラックスしていただくようにしています。少しでもお客様の気持ちに寄り添って、着付けの時間そのものも楽しんでいただけたらな、と思います。「美容院に出かけるのではなく家に出張してくれる着付けはとても助かる」といった声をいただくことも多く、嬉しいですね。

Q ミツモアを使ってみて、初めて知ったことや発見したことはありますか?

- 「着物を着せて欲しい」という具体的なニーズを抱えているお客様が、常に依頼先を探している、ということがわかりました。着付けの仕事というのは、一般的にはシーズンによって大きく左右され、夏はあまり依頼がなく反対に春などは成人式や卒業式等で仕事が重なってしまう傾向があるのですが、ミツモアさんですと繁忙期の波はあっても、一年通して依頼を受けとれます。誰が見ているかわからないところに費用をかけて広告を出すよりも営業ツールとして効果的だと実感しています。

ミツモア出張着付けは持てる技術すべてを提供できて嬉しい

依頼以上のものを返すことで、依頼者様の満足度や評価を高めていく

Q  ミツモアを使うようになって最も変化したことは何でしょうか?

- とにかく出張着付けの比率がぐんと高くなりました。それまではフリーランスで依頼を受ける一方で、ホテルの着付けスタッフとして働いたりしていましたが、その場合はホテル側が決めた帯の結び方など一定の方法に従わなくてはなりません。品質を保つには仕方がないのですが、私個人の技術が発揮できないし、お客様のそれぞれのご要望も実現できないジレンマがありました。

しかし、ミツモアを通じての出張着付けなら「紐が辛くないですか」「帯はきつくないですか」と一つ一つお聞きしながら進められます。着付けというのは洋服と違って、お客様に合った着心地に融通を利かせることが技術的に可能なので、それが実現できるのはありがたいですね。

Q 着付けと同時にメイクも手がけていますね。

-ええ、メイクもお客様の好みやその方に合う色あいをご提案したり、中には「眉の描き方を教えて欲しい」という方もいたりします。その際はプロとして「着物の場合はこんな風にすると馴染みますよ」といったピンポイントのテクニックもお話しします。依頼した以上のものが返ってくると、お客様の満足度も高くなり、仕事を評価していただけます。私自身、仕事を通してお金を頂くこと以上に、「お客様の望む着付けを実現する」ことを大切にしているので、ミツモアで仕事を得られることがとてもありがたいです。

今後はインバウンドの海外客に着付け体験を提供したい

Q ミツモア以外に、他のweb紹介サイトも使っていますか?

- はい、他のサイトも登録しています。手数料については売り上げに対して20~30%といった課金ですのでミツモアと比較すると高いですが、他の人との競争はなく、確実に仕事になります。
一方、ミツモアは最大5名のプロの中からお客様が選ぶというシステムですので、必ずしも成約できるとは限りませんが、手数料は見積もりを出す時だけしかかからないので安い上、成約したらあとは自由に仕事ができます※。ですので一長一短ですね。

Q 今後はどのような展開をお考えですか?

- ネットでの集客を広げつつ、従来の人脈や口コミによる仕事と組み合わせていく方向で進めていきたいと思います。もう一つ、ぜひ海外の方に着付けをしたいですね。着物は日本の誇れる伝統美。民族衣装の美しさを国内にとどめているのはもったいないので、ぜひ世界中の人に知ってもらいたいと考え、各方面に提案をしてきました。

ここは「アジアの玄関口」と言われる福岡ですし、オリンピックにむけ益々インバウンド需要も膨らむはずです。「日本の体験をしたい」というニーズが高まっているとも聞きますので、海外の方が来日した際には本格的な着付けをし着物姿でお寺を回っていただく、といった楽しみ方を提案できればと思います。その時の着付けは中途半端な浴衣等ではなくて季節感、色彩、デザインを考えた日本の本格的な着付けをご提案したいと思いますし、多くの方に日本の伝統を味わっていただけたらいいですね。

 

福岡で出張着付けに奔走している高崎さん。地域の特性を活かし、一人ひとりのニーズに的確に応え、着々と仕事の領域を広げていく姿が力強いですね。これからはインバウンドの海外客にむけても日本の伝統美としての着物体験を提案したい、とがんばる高崎さん。ミツモアも応援していきたいと思います。

 

※本インタビュー掲載以降に、【イベント運営領域(出張着付け)】の決済方法・手数料等について一部変更させていただいております。詳しくはコチラをご参照ください。